◆Oracle Master Bronze DBA11g 第一章

Oracle Master Bronze DBA11gのまとめ 
以下の項目を覚えていけば必ず受かるはず!

第一章 Oracle データベース管理の概要

リレーショナルデータベースの特徴

・行と列からなる二次元の表とリレーション(関係)によってデータを格納する
・表は行と列から構成される
・表の各行は主キーにより他の行と識別される
・外部キーにより表と表がお互いにどのように関係しているかを定義する
・表には、主キーを一つしか定義できない
・主キーには、重複した値やNULL値を格納することはできない
・値を指定しないフィールドにはNULL値が格納される

NULL値とは

・未割り当て・不明を意味する特別な値。空白とは異なる
・主キーにはNULL値を含めることはできない。
・NULL格納フィールドに対し算術演算を行った場合結果は常にNULL値になる
・外部キーの列にはNULL値を含めることはできる。

SQL(Structured Query Language)の特徴

・表内の問合せ、表への行の挿入・更新・削除を行う

データ検索

・SELECT

データ操作言語(DML:DataManipulateLanguage)

・INSERT
・UPDATE
・DELETE
・MERGE

データ定義言語(DDL:DataDefinitionLanguage)

・CREATE オブジェクト作成
・RENAME オブジェクト名前変更
・ALTER オブジェクト変更
・DROP オブジェクト削除
・TRUNCATE オブジェクト切り捨て

データ制御言語(DCL:DataControlLangauage)

・GRANT 権限付与
・REVOKE 権限取消

トランザクション制御

・COMMIT 確定
・ROLLBACK 取り消し
・SAVEPOINT セーブポイント

ORACLEインスタンスとは

システム・グローバル領域(SGA)と呼ばれるメモリー領域とバッググラウンドプロセス群で構成され、ORACLEの実行環境を提供する。

ORCLEデータベースを構成するファイルとは

・データファイル データを格納
・制御ファイル 整合性を維持する情報を格納
REDOログファイル 変更履歴を格納

SELECT文の実行の流れ

①解析

・構文が正しいかどうかのチェック
・表などのオブジェクトの存在チェック
・SELECT権限があるかどうかのチェック
・SGA内の共有プール内のデータディクショナリキャッシュが利用される。

②実行
・SGAにあるデータベースバッファキャッシュからSELECTする行を取得
・データベースバッファキャッシュ内に対象行がない場合、データファイルからデータブロックをデータベースバッファキャッシュ
に読み込ませる。

③フェッチ
・実行ユーザに読み取った行データを渡す。

UPDATE文の実行の流れ

①解析
SELECTE文と同じ

②実行

対象行とUNDOセグメントがデータベースバッファキャッシュに存在するか確認。
存在しない場合はデータベースバッファキャッシュに読み込む
次に対象の表と行をロックする
変更履歴情報をREDOログバッファに記録
変更前情報をUNDOセグメントへのコピー
最後に対象行の列の値を変更

ORACLE管理ツール

OracleNetManager
ネットワークの設定
OracleDatabase ConfigurationAssistant(DBCA)
データベースを作成
OracleUniversal Installer
Oracleデータベースソフトウェアをインストールする
OracleDatabaseUpgradeAssistant(DBUA)
データベースのバージョンアップを行う
OracleEnterprise Manager
データベースの管理
SQL*Plus
コマンドインターフェース
DataDump
別のデータベースにデータを転送する
SQL*Loader
外部ファイルデータをデータベースにロードする
RecoveryManager
バックアップ・リカバリするツール